取引コストから考える年間収支への影響
TradeviewのILC口座、cTraderにおけるスプレッドや取引手数料は元々がFX業界随一の安さであるが、それをさらに安くした低手数料口座のメリットについて考えてみよう。
1lot取引時の往復手数料と還元額
口座種別 | 通常の口座開設 | 低手数料口座で口座開設 | 還元額 |
Xレバレッジ | 取引手数料なし | スプレッドが0.8pips狭くなる | 0.8pips(800円) |
ILC | 5USD(500円) | 3USD(300円) | 0.2USD(200円) |
cTrader | 5USD(500円) | 3USD(300円) | 0.2USD(200円) |
Xレバレッジ口座は取引手数料がない代わりにスプレッドが若干広いのが気になるところだったけど、
低手数料口座を使うことでなんと0.8pipsも狭くなる。
ILC口座とcTradeはスプレッド、取引手数料を合わせたとしてもその取引コストはかなり安いが、それがさらに安くなる。
例えば、Xレバレッジ口座で毎日10lot取引したと考えてみよう。
月の取引日が20日だったとしたら、毎日8,000円、月160,000円、年間でなんと1,920,000円も収支が変わることになる。
ILC口座、cTraderなら、毎日2,000円、月に40,000円、年間480,000円もの違いが出てくることになる。
こうして考えてみると、取引に関わるコストを気にしないとどれだけ損をしてしまっているかよく分かる。
次にスプレッドが狭く取引手数料が安いと評判が高い代表的な大手海外FX業者の1lot取引時におけるコストを比較してみよう。
各口座はECN方式でMT4 (MT5, cTrader) に表示される平均スプレッド+取引手数料の合計値を記載した。
カッコ内は平均スプレッドのみの数値。
取引手数料と主要通貨ペアの平均スプレッド
取引手数料 | USDJPY | GBPUSD | EURUSD | |
Tradeview | 往復0.5USD / 1lot | 0.6pips (0.1pips) | 1.1pips (0.6pips) | 0.7pips (0.2pips) |
XM | 往復1USD / 1lot | 1.1pips (0.10pips) | 1.4pips (0.40pips) | 1.10pips (0.10pips) |
TitanFX | 往復0.7USD / 1lot | 1.03pips (0.33pips) | 1.27pips (0.527pips) | 0.90pips (0.2pips) |
Axiory | 往復0.6USD / 1lot | 1.00pips (0.4pips) | 1.50pips (0.90pips) | 1.00pips (0.40pips) |
各社とも他の業者より取引コストが安いと評判だけど、その中でもTradeviewはずば抜けて安いことがわかる。
1lotの取引だけを見ればそこまで大差ないようにも思えてしまうが、それがつもりに積もった時、Tradeviewの低手数料口座を使うことが年間収支、トレードの生涯収支にどれだけ大きなメリットを与えるか理解できるかと思う。
「キャッシュバック口座」というものを聞いたことがあるかも知れないが、この低手数料口座も同じである。
キャッシュバック口座はIBに支払われた手数料から、IBが口座開設者にその手数料の何%かを直接キャッシュバックとして還元するもので、低手数料口座はIBに支払われる手数料からtradeviewが取引時にユーザーに即還元してくれるもの。
実質同じものではあるが、キャッシュバック口座の場合はそれが正当な理由であれなんであれ、何かしらの理由でIBがその支払いを拒否することや誤魔化したりもすることができてしまうため、低手数料口座の方が優れているのは一目瞭然ではないだろうか。