トレード心得

トレーダーの人間心理と チャートから読み解く集団心理

~市場参加者の心理を逆手にとる~

「多くの人が為替相場で利益を出せないのは何故か?」

それは、 為替相場は プロが参加する壮絶なマネーゲームであるからです。

1人でトレードをしていると「単純に通貨ペアを売買しているだけ」と認識してしまいがちですが、 実際には裏側に多くの参加者がいて、その参加者と競い合っているという事実があります。

多くの方は 、この本質を理解せずに売買を行い負け続けています。

そもそも「市場参加者」とは具体的に どの様な人達でしょうか?

市場参加者を分類すると「実需筋」と「投機筋」に大別されます。

実需筋の取引は商取引の延長線にある為替取引のことを指します。

例えば 輸出入を行う企業の場合は 、為替レートの変動が収益に直結してしまう為、 それが事業リスクになると考えられます。

だから、 事業リスクを軽減する為 、前もって外貨を保有しておいたり為替予約を行ったりする訳です。この様な取引は 実需に分類されます。

それ以外の為替差益を目的とした取引が 投機筋の取引です。

市場参加者の目的は大きく分けて2種類に分類される訳ですが、投機目的の参加者の規模は非常に大きく 多くの参加者は為替差益を狙って売買を行っています。

つまり参加者の大半は儲けようと思って参加している訳です。

俗にいうゼロサムゲームですが 、この心理戦の裏側を理解できないと、どうしても表面的な売買になってしまい プロにカモられます。

トレードは結局のところ「お金の奪い合い」ですから、弱者のお金が強者の懐に流れこむ構造になっています。

つまり、 誰かの損失が 誰かの利益になり、誰かの利益が 誰かの損失になる訳です。

相場から利益を上げたいのであれば 相場の裏側を理解し利用することです。

それは 、投機を目的として参加している参加者の心理を読み、それを逆手に取る方法が求められる訳です。

例えばダウ理論の目線と 別の概念を加味する事も必要で、あるプライスを起点に相場が反転しているので反対勢力の損切りが発動しやすい 。という考え方です。そこを抜いたという事実を見て 売買する人が増えるだろうという解釈です。

相場の世界では「10%が勝ち組で 残りの90%が負け組」と、いわれていますが、 負け組の損切りがトレンドを作り、残り10%の勝ち組が そのトレンドに乗って利益をあげている訳です。

この様に多くの方が 負け組にまわってしまうのは、表面的な値動きに 惑わされていることが主な原因です。

市場参加者の多くは 感情的な売買を繰り返し質の悪いポジションを 積み上げています。

その積みあがったポジションが プロに狩られてしまう訳です。

・買えば下がり 売れば上がる
・損切りした瞬間に反転する

もし 日頃からこの様に感じていれば、適切なタイミングで売買できていない可能性が 非常に高いです。

良いポジションは エントリー後すぐに利益になる傾向が高いです。

言いたい事は「手法脳」から脱却して 市場参加者の心理を考えられるプロトレーダーの思考を身につけるという事です。

「手法脳」とは 固定化された売買方法に捉われてしまっている状態です。

例えば「Aという条件と Bという条件が整った場合にエントリーする」という様な 固定化された思考が典型的な例です。

その時の相場に マッチしていれば上手くいくこともあるかもしれませんが、長い目で見れば 必ず上手くいかなくなるでしょう。

この様に固定化された売買をしていては いつまで経っても、弱者の立ち位置から抜け出せません。

強者の立ち位置に回るには、 集団心理を読んでそれを利用していく事が 必要になります。

そのタイミングを的確に判断することができれば、驚くほど負けにくくなりますし、 相場で何が起こっているのかを冷静な目で判断することができる様になります。

この技術は普遍的な概念でどの市場にも通じる技術です。

表面的な売買をやめて「手法脳」から脱却し、市場心理を逆手に取る本物の技術を身につけるべく学習・検証を積み重ねていくことだけが相場の世界で生き残る唯一の道ではないかと思います。

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