ローソク足のパターンを見極めよう
個人投資家が相場で利益を得るためには、相場を動かす力を持っているヘッジファンド等の機関投資家の動きについていくしかありません。
大口投資家であればあるほど、彼らが動いた後には ローソク足という形でくっきりとその足跡が残ります。
プライスアクションは その足跡を分析して相場の方向性を分析します。
この足跡にはパターンがいくつかありますので 、それらを習得するということは優位性の高い手法を手に入れたも同然です。
プライスアクションはわかりやすく その効果は絶大です。
インジケータをたくさん表示させたチャートとにらめっこしながら 時間を費やすよりも、プライスアクションの方が はるかに効率的です。
インジケータをたくさん表示させればさせる程、トレードに優位性があって 勝つ確率があがるものだと考えておられる方は非常に多くいらっしゃいます。
インジケータ分析に時間をかけすぎて 、かえってトレードを難しく考えておられる様です。
ではプライスアクションのパターンにはどういうものがあるのでしょうか?
著者が主に使用するパターンは次の3つです
前回のローソク足を包み込むような陽線(逆も同様)は反転のサインになりやすい(前回のローソク足を否定している)
これが基本の考え方です。
どんなインジケータより早いサインになります。
しかしなんでもかんでも反転するのかというとそうではありません。
前回ローソク足で陰線であるならば売っているトレーダーが多数いた事実がそのローソク足にはあります。
しかしその売りポジションを全て否定してしまうような陽線が出たのであれば、売り勢力が弱くなった、もしくは売り勢力より買い勢力が強くなった=反転のサインというように当たり前ではありますが 強力なサインになる事がわかると思います。
PinBarがなぜ出来るのかを考えてみましょう。
下髭の長いPinBarは最初陰線を形成していって、上昇していく段階で長い下髭をつけてPinBarになりました。と言うことは、
売り注文が入ってきた⇒否定⇒売り注文を超える買い注文が入ってきた。
こういう事実をビジュアル化したローソク足の形状だという事が分かります。と、言うことは反発確認のサインとして捉える事ができます。
上髭の長いPinBarは逆のパターンです。
はらみ足はもみ合いを示す状態であり 、その後は上か下かの方向に抜けていくことになります。
したがって抜けた方向にエントリーするのが売買の方法となります。
プライスアクションで一番大事な概念
一番大切なのは プライスアクションがどこで発生したかです。
ローソク足の形とかパターン・チャートパターンもどこで起っているかがわかっていないと武器にはなりえません。
例えば上昇トレンド中のサポート+PinBar(または 包み足・はらみ足)という局面だからこそのプライスアクションといえます。
サポート(レジスタンス)ライン上でのプライスアクション
サポート(レジスタンス)ゾーンでのプライスアクション
どこでどのようなプライスアクションが起るのかを理解することが 利益を高確率で残す最短の方法だと思います。