トレード心得

初心者のためのFX基礎用語

基礎用語集

(あ行 )
相対取引
金融取引の形態の一つで、外国為替取引では取引所を介さずに取引する両者の合意を得て成立するという形態の取引をいいます。

アスク(ask)
通貨を売買する際に、一方が相手に対して条件プライスを提示しますがそのプライスを提示する側(FX業者)の売値のことです。
※トレーダー側からは買値です

イフダン注文
新規の注文を出す際に、その注文が約定したときに次にそれを決済するレートをあらかじめ設定しておく注文方法です。
注文は指値の場合も逆指値の場合もあります。
思惑どおりに相場が動いた場合の利益確定や、相場が急激に動いて大きな損失を被らないための損切りにも有効な注文方法です。

インターバンク市場
金融機関間で行われる外国為替取引市場のことを指します。
ブローカーや通貨当局との取引もこれを構成する要素で外為市場といえば一般的にこれを指します。
証券市場のように市場が実在するのではありません。

売り持ち(ショートポジション)
売りポジションを保有した状態のことです。

上値抵抗線(レジスタンスライン)
為替相場が上昇した際にその後の下降を予測した注文が集まることにより、上昇した為替レートの抵抗となって下降させることがあります。
繰り返し現れる上昇から下降への転換点(レジスタンス)を繋いだラインを上値抵抗線(レジスタンスライン)と呼びます。

オーストラリアドル(AUD)
資源国であるオーストラリアの通貨。
資源価格の高騰と経済成長を背景にしています。また、アジア通貨との結びつきも強いといわれています。

押し目
相場が上昇トレンドにあるときに価格が一時的に下がる局面をいいます。そうしたタイミングを狙って買うことを「押し目買い」といいます。

(か行 )
外国為替取引
異なる通貨の交換を意味します。交換が行われる市場のことを外国為替市場 、交換が行われる価格のことを為替レートといいます。
貿易取引等の実需の決済以外に 外貨預金・外貨MMなど様々な金融商品の決済とともに行われます。

買い持ち(ロングポジション)
買いポジションを保有した状態のことです。

カナダドル(CAD)
カナダの通貨
米国との緊密な関係を背景に安定感のある通貨といわれています。
また 原油・ウラン・金などの資源をカナダは保有しています。
英連邦のメンバーとしてポンドと連動することが多いともいわれています。

カレンシーコード
各国通貨の表示方法のことです
米ドル=USD 日本円=JPY ユーロ=EURなどです

為替介入
通貨当局が外国為替相場において相場に影響を与え、過度の変動を抑制することを目的に外国為替の売買をおこなうことです。
正しくは外国為替平衡操作(がいこくかわせへいこうそうさ)といわれ、日本においては財務省の指示で日本銀行が行なう為替市場への介入のことをさします。

為替レート
異なる通貨間を交換する比率(レート)をいいます。ニュース等で伝えられる為替レート は 一般的にTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)といわれるものです。

機関投資家
個人ではなく企業体で投資を行っている大口の投資家を指します。
一般投資家と異なり動かす金額も大きく金融市場に占める存在感は常に大きく、金融規制法上も関連する規制が緩和されていることが多いです。

機軸通貨
基軸通貨とは国際間の決済や金融取引の基軸となる特定国の通貨のことです。
基軸通貨として備えるべき条件は
1.国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること
2.各国通貨の価値基準となる基準通貨であること
3.通貨当局が対外準備資産として保有する準備通貨であること
と考えられており、通常は米ドルを指します。

逆指値注文
逆指値注文 とはレートが上がった時に買い、レートが下がった時に売る指示をする取引注文の事です。
リスクコントロール(損切り)をする際に有効な注文であります。

逆張り
基本的には下がって行く動きの中で買い 、上がってきたところを売るという投資姿勢のことです。
その反対が「順張り」ですが、 これは上昇していく動きを確認して買う、下降していく動きを確認して売る手法のことです。

金利差
複数の通貨間の金利の差のことです。
同じ条件下では資金は金利が少しでも高い方へ移動する性質があるので為替の変動要因となります。
一般に金利の引き上げはその通貨の価値が高くなる方向に働きます。

クロス取引
外為取引において米ドルを介さない取引のことです。
クロス円と言った場合は ユーロ/円・ポンド/円など 米ドル/円以外の対円取引を意味します。
また その通貨間のレートのことをクロスレートといいます。

経済指標
GDP経済見通し・景気指標・財政金融指標・国際収支指標・株価等様々な経済指標がFXマーケットの相場に影響を与えます。

高金利通貨
金利が高い通貨のことです。
トルコリラ・南アフリカランド・豪ドル・ニュージーランドドルなどが高金利通貨として知られています。

個人投資家
機関投資家の対語で個人の投資家のことです。
ネットでの証券取引の普及により急増しましたが それまでは市場に対する影響力は小さなものでした。

(さ行 )
指値注文
注文を出す際の一つの形態で売買価格を明示して注文をすることです。
指値注文は執行者が希望した値段で売買することができるというメリットがある反面、わずかの価格差で売買が成立しないというデメリットもあります。

差金決済
為替取引を終了する際に発生する差額だけを精算する決済方法のことです。
取引の差額がプラスの場合 取引会社に預託されていた保証金に加算されマイナスの場合は減額されます。

資源国通貨
「コモディティ通貨」とも呼ばれ、鉱物資源や農産物などの市況商品を産出し 、それを主要な輸出品としている国の通貨をいいます。
代表的なものには 豪ドル・ニュージーランドドル・カナダドルなどがあります。

市場心理(市場センチメント)
市場参加者の心理状態のことです。
投資家にとって市場センチメントが強気か弱気かを意識し観察することが重要です。

下値支持線(サポートライン)
為替相場が下降した際にその後の上昇を期待した注文が集まることにより下降した為替レートの再上昇を支持することがあります。
繰り返し現れる下降から上昇への転換点(=サポート)を繋いだラインを下値支持線(サポートライン)と呼びます。

順張り
相場が上昇傾向にあるときに買い 下降傾向にあるときに売る投資スタンスのことです。

証拠金
FX会社に「担保」として預けるお金のことです。

信託保全
FX会社が顧客から預かった証拠金を その会社の資産とは区分して信託銀行に信託する保全措置のことをいいます。
万が一 FX会社が破綻した場合でも預けていた資産が信託保全によって保護されます。
ただし FX会社によって保全の規定が異なるため全額が保護されるかどうかなどは事前の確認が必要です。

スプレッド
売値と買値の差のことを指し、投資家にとっては取引に関わるコスト 、FX会社にとっては取引に関わる収益となります。
FX会社ごとに異なり スプレッドが小さいほど投資家に有利になります。また 市場の為替変動の激しさによっても広がったり狭まったりします。
スプレッドが急激に広がり思いもよらない損失を被る場合もあるので注意が必要です。

スワップポイント
各通貨の金利差に基づき算出される額のことです。
各通貨の国の金利差によってスワップポイントを受取ることができますが、反対に支払いが発生する場合もあります。
スワップポイントによる損益額は ロールオーバー(未決済ポジションを翌営業日に繰り越すこと)時に確定します。

損切り(ロスカット・ストップロス)
損失を拡大させないために見切り売買することです。
ロスカット・ストップロスともいわれます。
損切りはFXをしていく上で最も重要な要素の一つであり、相場で生き残るためには必要不可欠です。

(た行 )
地政学的リスク
特定地域の政治的・軍事的な緊張等により世界経済の先行きの不確実性が増すリスクのことをいいます。
地政学的リスクが高まると、地域紛争やテロへの懸念などにより原油価格や金などの商品市場の高騰や為替相場の乱高下を招き、企業の投資活動や個人の消費者心理に悪影響を与える可能性があります。

チャート
相場の過去の変化をグラフであらわし 投資に際しての参考とするものをさします。

中央銀行
国家や国家連合・国家的地域 、事実上独立している地域などの金融機構の中核となる機関で、通貨を発行し市中銀行を相手に資金を貸し出す業務を行い、国債を売買し 、国へも資金の提供も行います。
また 通貨価値の安定化などの金融政策もつかさどるため「通貨の番人」とも呼ばれます。
日本では日本銀行 、米国ではFRBが中央銀行にあたります。

通貨交換
外国為替取引の実体です。
異なる通貨間を為替レートといわれる交換比率で交換します。
世界全体の為替市場で1日に行われる取引は約350兆円といわれています。

通貨ペア
売買する2つの通貨の組み合わせをさします。
例えば 米ドルと日本円を交換取引する場合は 「米ドル/円」(USD/JPY)の通貨ペアとなります。

テクニカル指標 (インジケータ)
テクニカル分析に基づく売買のきっかけを導き出す基準となるもので、トレンドの方向性を判断するトレンド系指標と過去の値動きに比べて、今の価格が高いのか安いのか判断するオシレーター系指標に大別されます。

テクニカル分析
相場変動のパターンや取引の出来高など 過去の市場データから今後の相場を分析する手法のことをいいます。

(な行 )
仲値
銀行が個人などの顧客取引や 十万ドル未満の外国為替取引をする際の基準レートとして用いる外国為替レートのことです。

成行注文
売買を早く確実に執行したいときに利用され、今表示されている値段で買い・売りを注文する方法です。レートを指定せず 為替動向を見ながら注文する方法で、すぐに注文を出せて売買も成立しやすいという特徴があります。

ニュージーランドドル(NZD)
ニュージーランドの通貨。
経済規模はオーストラリアの5分の1ほどです。資源国のひとつとして数えられながら突出した高金利政策で知られています。
オーストラリアドルと同じ動きをすることが多いといわれています。

(は行 )
ビッド(bid)
通貨を売買する際に一方が相手に対して条件プライスを提示しますが、そのプライスを提示する側(FX業者)の買い値のことです。
※トレーダー側からは売り値です

避難通貨
資金は平時ではより高い収益性を求めて移動しますが 、一時的な危機が発生した際は 、一時的な難を逃れるために安全なところに移動したり安全なもの(金など)に投資されます。避難通貨とは世界のどこかで危機が起こった時に買われる通貨のことです。
かつては有事のドル買いは成り立っていましたが 2001年の米国同時多発テロを契機に大きく変わったといわれています。
永世中立国であるスイスフランは定番の避難通貨の一つです。

ファンダメンタルズ
経済活動の状況を示す基礎的な要因のことで 経済の基礎的条件のことです。
為替相場をめぐるファンダメンタルズとしては 、経済成長率・物価上昇率失業率・財政収支の赤字(黒字)率・貿易収支の赤字・黒字額・金利動向センチメントなどがそれにあたります。

ファンダメンタルズ分析
各国の政治情勢・経済成長率・雇用状況・貿易収支など 為替や株式などの市場に影響を与えるさまざまな経済指標から今後の相場を予測する分析方法のことです。

フィボナッチ
イタリアの数学者であるレオナルド・フィボナッチにちなんで名付けられた数列のことです。
為替取引で多く使われるものに フィボナッチ・リトレースメントがあります。
フィボナッチ・リトレースメントはフィボナッチ数列をトレードに応用したもので、相場の上昇局面における一時的な押し目や下降局面における一時的な戻りを予測するために使われるテクニカル手法の一つです。

ブレイク
サポートラインやレジスタンスラインの内側では、そのラインを超えないようにしようという内向きの動きが働きますが、このラインを突き抜けていくことをブレイクといいます。ブレイクしたことを確認してから相場に参加する投資家も多く、資金流入が増えることからラインブレイクしたらその方向に勢いづくことも多いです。

ペアコード
ユーロと円の通貨ペアの場合にはEUR/JPYと表示され、左の通貨1単位に対して右の通貨がいくらという表示になります。

米ドル(USD)
現在の世界の基軸通貨です。
圧倒的な国力を背景にほとんどすべての通貨に影響を与えます。
米国の経済力・政治力・軍事力の相対評価が米ドルの価値を決め、世界中の投資家が米国の動向に注目します。

ポジション
注文が約定し外貨を持っている状態のことです。例えば 1万米ドルを買いドル高を待っている状態なら「1万米ドルの買いポジション」となり 、逆に1万米ドルを売りドル安になるのを待っている状態の場合は「1万ドルの売りポジション」となります。

ボラティリティ
相場の変動の激しさを表すパラメータで価格の変動性・変動率のことです。

ポンド(GBP)
英国の通貨。米ドル以前の基軸通貨。
基軸通貨の地位を米国に譲った後もロンドンは世界の金融センターとして機能しており 、これを背景に依然重要な通貨の地位を保っています。

(ま行 )
戻り

相場が下降トレンドにあるときに価格が一時的に上がる局面をいいます。そうしたタイミングを狙って売ることを「戻り売り」といいます

(や行 )
約定
取引が成立することをいいます。
瞬間的にレートが急激に動いた場合などは約定しない場合が多々あります。

ユーロ(EUR)
欧州共同体の共通通貨。
米国に匹敵する経済規模を背景に第2の基軸通貨となっています。
経済規模でドイツ・フランス・イタリアの占める割合が大きく、特にドイツの経済状態によって大きな影響を受けるといわれています。

要人発言
為替相場に影響を与える要職にある人間の発言のことです。発言した人間の立場のみならず時期や意図を読み解くことが重要とされ、特に重要とされるのが 各国中央銀行の総裁の金利水準に関わる発言や財務相の貿易・金融政策に関わる発言などがあげられます。

(ら行 )
利食い(テイクプロフィットオーダー)(TP)
保有しているポジションが利益を発生させている状態にあり、その利益を確定させるために決済することをいいます。

レバレッジ
本来は「てこの原理」という意味です。
FXの場合預け入れた保証金に対し可能となる取引額の倍率をいいます。このレバレッジを使う事によって預け入れた資金の何倍分かの取引が可能となります。
例えば レバレッジ100倍の場合 10万円の証拠金を預け入れてあれば1,000万円相当までの取引を行うことができます。
レバレッジ取引により、少額からでも資金を大きく増やしていくこともできることから、レバレッジはFXの最大の魅力の一つでありますが、その反面レバレッジが原因で資金を簡単に失ってしまうこともあるので最大の注意が必要です。そうしたことから日本国内では海外の業者に比べレバレッジ取引の倍率は厳しく規制されています。

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