花田陽明

トレード心得

ローソク足

ローソク足 ローソク足は始値・高値・安値・終値の四つの値段を(これを四本値と言います)使って相場の動きを表すチャートです。四本値の関係は下図のようになっており、始値と終値の間を実体部分と呼びます。最高値と最安値をひげと呼ばれる線で示します。 ローソク足は「陽線」と「陰線」に大別されています。陽線:始値より終値が高く上昇傾向にあることを意味します。陰線:始値より終値が低く下降傾向にあることを意味します。実体(胴体)部分からでている線を「ヒゲ」といいます。上についているヒゲを「上ヒゲ」 下についているヒゲを「 ...

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簡単に稼げる?

徹底的に学習する 1日自由に使える時間は 人それぞれ違いますが、最低でも1日2~3時間程度は 徹底的に学習して基礎をマスターするくらいの覚悟は必要です。巷に溢れている投資商材ですが 、商材販売数を伸ばすために誰でも簡単に稼げるという文言が 至る所にちりばめられています。本気で相場と向き合って勉強してきた方なら、そんな甘いささやきに騙されることはないと思いますが、経験の浅い人からすれば「もしかしたら… 本当に稼げるのかも…」という気持ちになるのかもしれません。人の稼いでいる結果だけを見せられて夢を描いたとこ ...

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「基本」をおろそかにするということは

基本こそすべて 「基本」だからもういい。「基本」はもうマスターした。このように考える方は たくさんおられます。ですが「基本」とは「簡単」と同義語ではないのです。基本を深く深く突き詰めていくといろいろなものがつながり 結びついてきます。それが「理解」です。物事を本質から理解するために基本はどこまでも深く深く追究する必要があるのです。そしてその過程で 様々な理解が生まれるのであり、「基本」を「簡単」なものと解釈し その表面しか学ぼうとしなければ、いくら手法だけを学んでも 結局それらを使いこなすことはできません ...

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トレーダーというビジネス

トレードとはリスクの仮説を立てるビジネス 自分が携わるビジネスの本質を知っていることは とても重要です。トレーダーというと「お金を印刷する様に稼ぎまくる仕事」「楽して稼いでる」と思う方は少なくありません。しかし これはよくある間違いです「トレーダーとは マーケットを分析するビジネス」と思っている方もおられるでしょう。テクニカル分析やファンダメンタル分析の方法をマスターすれば相場で稼げると思っておられる方は多いです。しかしそうではありません「トレーダーとは銀行や証券会社みたいな金融のビジネス」この様に思って ...

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調整波は必ずやってくる(3)

エントリータイミング エントリータイミングは対抗ポジションの撤退(利確・建値撤退・損切り)にあわせるトレードは上位足の状況を考慮して 、トレードプランを立てますが紙一重の差で そのシナリオが崩れることもあります。だいぶ売買されてから 、追っかけてエントリーしてすぐ逆行してしまった・・・トレードの基本は「押し目買い・戻り売り」つまり 押してから買う 戻ってから売る のですが、自分の中だけで押したつもり・戻ったつもり になってしまうわけです。「自分のやりたいこと」しか見えないと こういうトレードになります。人 ...

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調整波は必ずやってくる(2)

推進波と調整波 波の種類については色々な呼称がありますが、トレードでは先ず、 売りと買いのどちらの勢力が強いのかを見分けることができないと トレードプランが立てられません。インパルスムーブ(推進波)の特徴は、市場に大量の注文が入ることで強く速く値が動くことです。サポートの下、 レジスタンスの上にある損切り注文を次々と約定させながら推進します。これに対してコレクティブムーブ(調整波)の特徴はインパルスムーブ(推進波)で利益ののったトレーダーの利益確定が約定し始めると、それに反対ポジション(逆張り)を建てるト ...

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調整波は必ずやってくる

待つということ 市場におけるトレンドは 、その市場に参加する投資家の集団心理によって形成されます。そのため一旦形成されたトレンドは 容易に転換せずそのトレンドを継続しようとする力が働きます。市場の価格変動は常に上昇と下落を繰り返し、 そこにはある一定幅の反対方向の値動きが形成されています。上昇トレンドの中にも下落による押しが形成され、下降トレンドの中にも上昇による戻りが形成されるのです。一般的にトレンドに逆らうようにして起こる反対方向の値動きを「調整波」と呼び、 過去の相場の中にも調整波の幅を確認すること ...

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プルバック 押し戻り

集団心理の逆を突く 相場は一定方向に動いている時でも 、必ずプルバック(押し・戻り)を入れながら進みます。10%の勝ち組トレーダーは この相場の習性を活用してリスクリワードの高いエントリーを行います。相場の90%を形成する負け組は 証拠金口座の金額を無くし「人間の欲と恐怖」が同じように繰り返すことを知って活用する10%の勝ち組に お金が流れていきます。失う側から得る側にまわるためには この集団心理を知ることです。一言でいえば 「欲と恐怖で動く集団」の行動を予測し 逆手に取ることです。その集団心理の代表がプ ...

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ブレイクアウトと押し目買い戻り売り

基本パターン 手法には大きくわけて「ブレイクアウト」と「押し目買い・戻り売り」のふたつがあります。このふたつは何が違うかというと「山を狙うか・谷を狙うか」です。たとえば上昇トレンドの場合、 上昇トレンドといっても一直線に上がるわけではなく、 小さな山(高値)や谷(安値)を作りながら上がっていきます。前回の山を越えて新しい山ができそうな時に買うのが「ブレイクアウト」の考え方で、 ブレイクアウト狙いでは 前回の山に引いたレジスタンスを突破したところで新規の買い注文を入れます。【ブレイクアウト】 一方 谷のとこ ...

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トレーダーの人間心理と チャートから読み解く集団心理

~市場参加者の心理を逆手にとる~ 「多くの人が為替相場で利益を出せないのは何故か?」それは、 為替相場は プロが参加する壮絶なマネーゲームであるからです。1人でトレードをしていると「単純に通貨ペアを売買しているだけ」と認識してしまいがちですが、 実際には裏側に多くの参加者がいて、その参加者と競い合っているという事実があります。多くの方は 、この本質を理解せずに売買を行い負け続けています。そもそも「市場参加者」とは具体的に どの様な人達でしょうか?市場参加者を分類すると「実需筋」と「投機筋」に大別されます。 ...

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先行指標と遅行指標

インジケータ 相場をやっていくうえで悩みの種になるインジケータですが、先行指標と遅行指標の2つに分けることができます。先行指標と遅行指標と呼ばれるインジケータのメリットやデメリットについて解説します。インジケータにはトレンド系を代表する移動平均線やボリンジャーバンド、オシレーター系を代表するRSIやストキャスティクスがあります。インジケータは上記以外にも先行指標や遅行指標に分類することができます。先行指標は相場の先を予測するためのもの、遅行指標は過去を元に転換点などの局面を確認するために使われるもの、 と ...

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全てはチャートに集約する

チャートが全て 自分を含めた市場参加者が、 全体としてどちらに向かおうとしているのかを知る手がかりはあるのでしょうか?正確に予知する方法はありませんが、 過去に似た様な状況下で繰り返し市場がとってきたパターンを研究することで将来への反応をある程度想定する事ができるのも事実です。繰り返すパターンを見つける手がかりが チャートであり、そのパターンから 将来のプライスアクションを見つけていく試みがテクニカル分析です。ゴールデンケート大学で教鞭をとる ハンク・プルーデン教授が唱える行動心理学では「人間の行動は 過 ...

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プロスペクト理論

プロスペクト理論を理解しよう FX投資の理想的な姿は損小利大です。利益が大きく 損が少なければ残る利益は大きくなります。ところが現実には損小利大ではなく、 損大利小となる投資家が非常に多いのが現状です。利益が少なく損が大きければ結果としては損がどんどん膨らんでいきます。実は損大利小となる背景には 投資家の本能が深く関与しています。この本能を意識しておく事で今後の投資運用の見方が少し変わってくるはずです。損大利小の理由は プロスペクト理論によって説明が出来ます。多くの投資家は「100万円得した喜びよりも10 ...

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投資における3M(4)

メソッド(Method) 初心者の方に多いのが、 勝率ばかり気にして期待値がマイナスである事に気付かずに相当不利なトレードをしてる方がいます。勝率50%でもリスクリワードが1:1以下であれば、 必ず負ける事になるとわからないまま 半分以上は勝ってるのになぜか資金が減っていくという方もいます。当たり前の事です。それで勝つには 最初に運良く勝って、 そのまま勝ち逃げして利益を残して 相場から撤退するしかありません。そして いろんな情報商材があります。裁量トレード・システムトレード・シグナル配信などがあり、中に ...

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投資における3M(3)

マネ-ジメント(Management) マネ-ジメントとは 資金管理・リスク管理の事です。簡単にいえば「勝ちを最大限に 負けを最小限にする方法」予想が的中している時にどれだけ資金を増大させ、予想が裏目に出た時にどれだけ資金の減少を最小限に抑えられるかという事です。相場の世界で 、唯一自分でコントロールできるのは損切りによるリスク=損失の限定だけだと思います。自分が現在どれだけのリスクを取っているのかを正確に把握し管理しなければなりません。トレードのスリルを楽しむ事が 目的であれば必要ありませんが、最終的に ...

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投資における3M (2)

3Mの重要性 マインド マインドとは メンタルの事です。メンタルを ひと言で説明するのは 非常に難しいです。マインドには心・精神・意識・感情・感覚といった意味があります。相場におけるメンタルとは 精神面・考え方・心の持ち方といった感じです。人間というのは 喜びをすぐに享受したいと思い、痛みや苦しみは先送りにしたくなる様に出来ています。これを トレードに当てはめてみます。・思惑通りの展開で 利益が乗ってきました目標値まで達していません→喜びを早く得ようと すぐに利確したくなる(利益小)・思惑がはずれて含み損 ...

トレード心得

投資における3M

3Mの重要性  投資における3Mとはマインド(Mind) ・マネージメント(Management) ・メソッド(Method)の事です。この中で一番大事なのは 、マインド (メンタル)です。その次が、 マネージメント (資金管理・リスク管理)最後が メソッド (手法)となります。これを見た方は「一番大事なのは メソッド(手法)に決まってる」「メソッド(手法)さえあれば マネージメントやマインドなんて必要ない」と考える方が いるかもしれません。しかし その考えは間違っています。相当危険な考え方ですので この ...

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ゼロサムゲームの世界

生き残るのは甘くない プロトレーダーになれる人は1000人に1人いるかいないかと いわれていますが、プロトレーダーになれない人 、もしくは相場で安定した収益を出せない人とはどんな人達でしょうか? ・勉強しない・努力しない・自制心がないこの三つを兼ね備えた人達だと思います。 これは トレーダーに限ったことではありません。サラリーマンをやろうと 自分で商売を営もうと変わらない・・・これは絶対普遍の法則でしょう。 相場で楽に儲かるはずがないと思っている、 大方のまともな人達は日々自分の職業に邁進しています。 今 ...

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トレードで成功するという意味

トレードで成功すると言う意味 トレードで期待できる収益は どの程度なのでしょうか?リスク管理の観点からは 、1回のトレードで口座残高に対して2%のリターンがあれば 大成功といわれています。トレードの目標値を 適切に決めておくということは、相場という高いストレスが掛かる場面において正しい意志決定ができる最後の命綱を 作ることだといえます。最初に利食いポイントと 損切りポイントを明確に決め、いずれかに到達したらトレードを終了する。そうした明確なポイントを最初に決めて 相場に臨むトレーダーだけが生き残れる過酷な ...

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初心者のためのFX基礎用語

基礎用語集 (あ行 )相対取引金融取引の形態の一つで、外国為替取引では取引所を介さずに取引する両者の合意を得て成立するという形態の取引をいいます。アスク(ask)通貨を売買する際に、一方が相手に対して条件プライスを提示しますがそのプライスを提示する側(FX業者)の売値のことです。※トレーダー側からは買値ですイフダン注文新規の注文を出す際に、その注文が約定したときに次にそれを決済するレートをあらかじめ設定しておく注文方法です。注文は指値の場合も逆指値の場合もあります。思惑どおりに相場が動いた場合の利益確定や ...

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相場における守破離とは

守破離の重要性 守破離とは 日本の武道でよく使われる言葉ですが、トレードにおいても 守破離を当てはめることができます。守とは 自分の考えや オリジナリティを入れずに根幹部分である 相場の原理原則・本質部分を集中的に学び、身につける段階のことです。破とは 相場の原理原則・本質部分をベースに手法的な考えを取り入れ 今まで以上の成果を目指す段階になります。離とは 今まで学んできた事ををベースに マイルールを作り出す段階です。既に お気づきの方もいるかもしれませんが、トレードで稼げていない方は 守破離でいう 守を ...

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