値動きこそすべて
マクロのトレンドの動きはご説明しましたが「どのタイミングでエントリーし 、そして手仕舞うか」というミクロ視点での波の乗り方が残っています。
後になればチャートの押し目(戻り)なんて一目瞭然ですが、リアルタイムで見ていると 押し目(戻り)なのにトレンドが変わったような気がして なかなか売買できません。
自分が着目している波よりも 小さい波に翻弄されることもあります。
このミクロの判断に、プライスアクショントレードではローソク足チャートを使います。
シンプルながら情報量が多いですし、また多くの人に使われているからです。
後者の理由は単なる付和雷同ではなく 根拠があります。
プライスアクショントレードは、チャートを通して相場に参加している集団心理を読むことです。
その集団心理は何に影響を受けるのでしょうか?
ファンダメンタルズの情報はダウ理論によりチャートに織り込まれるのですから、極論すればチャートに影響を受けています。
すなわち「集団心理を読む→影響力が高いものを見る→ローソク足チャートを見る」ということです。
それが シェアNO.1のローソク足チャートがプライスアクショントレードで使われる理由です。
※3種類のローソク足の形をプライスアクション フォーメーションパターンとして後述します
丸暗記するのではなく、相場がどう波打つとどの様なローソク足をつくるのか?ということを想像しながら ローソク足を見ることがポイントです。
日足のローソク足を見るだけだと離散的な動きしか捉えられませんが、その中では 1時間足・5分足で確認出来るような波があります。
さらに5分足の中では1分足と 瞬間瞬間で相場は連続的に変化しています。
常に自分が着目している時間足の上位足・下位足を確認して、マクロな動きの中でのミクロの動きをみているということ、またそのミクロの動きも相対的にはマクロな動きであり、その中にさらにミクロな動きがあるということを 意識して下さい。
ローソク足のパターンをつくるのが好きな人というのはいて、世の中には無数のパターンがあります。
ただ そんな無理やりつくったパターンに強い優位性がある筈もなく、覚えることに満足するだけの人が多いです。
大切なのは ローソク足から連続的な値動きを想像することです。
それが出来れば 市場参加者がどの様な思惑で相場が動いているのかということを 自然に読める様になる筈です。