トレード心得

調整波は必ずやってくる(2)

推進波と調整波

波の種類については色々な呼称がありますが、トレードでは先ず、 売りと買いのどちらの勢力が強いのかを見分けることができないと トレードプランが立てられません。

インパルスムーブ(推進波)の特徴は、市場に大量の注文が入ることで強く速く値が動くことです。
サポートの下、 レジスタンスの上にある損切り注文を次々と約定させながら推進します。
これに対してコレクティブムーブ(調整波)の特徴はインパルスムーブ(推進波)で利益ののったトレーダーの利益確定が約定し始めると、それに反対ポジション(逆張り)を建てるトレーダーが 加わります。

常に反転を警戒しながら トレードしなければならず、サポート・レジスタンスごとに止まり、 抜けるにしても長期間レンジ化します。
ドラクエでいえば「さくせん」です。作戦を間違うと 強いモンスターに勝てないどころかチームが全滅してしまいます。
トレードでも「さくせん」が大事です。

売りと買いの強弱関係を知ることができれば、その時点で 勝負がついているといっても過言ではないでしょう。

上位足・執行時間足ともにインパルスムーブ(推進波)であれば、ドラクエでいう 「ガンガンいこうぜ」作戦が有効です。
上位足がコレクティブムーブ(調整波)で執行時間足がインパルスムーブ(推進波)であれば「いのちをだいじに」作戦が有効です。

相場は上か下にしか行きませんが、それを完全に言い切れる場面は 意外に少ないものです。

それならば決着がつくのを待って優勢な方へついていくに限ります。

トレードに関しては 日和見になれる人のほうが報われそうです。

物事には「原理原則」があります。
まずはそれを知ることが先決で、 原理原則に従えば迷うことなく「本質」が見えてきます。

原理原則とは普遍的な現象のことで「セオリー」ともいえます。

例えば複数足のフラクタル構造・ダウ理論による目線切り替え、インパルスムーブ(推進波)とコレクティブムーブ(調整波)、ダブルボトムやトップなどのチャートパターンなどがそうです。

相場に100%はないので セオリー通りにならないことや、どう見ればいいのかわからない場面もありますが、トレードは 確率で勝つゲームなので そもそも完璧を求めてはいけません。

原理原則に従うことに 必要最低限な要素を残し、それ以外は思い切って捨ててしまう方が 道が開けるかもしれません。
原理原則を理解すれば それ自体がトレードの優位性となり、そういう自分を信じることができます。

勝っても負けても反応しなくなり、 過度の期待もなくなりフラットな心を保てます。
このフラットな心を保つ。ということは相場で生き残り続けるためには必要不可欠といっていいでしょう。
冷静さを失って無茶苦茶なトレードを繰り返し自滅する。資金を溶かし続ける人は自滅していくパターンが非常に多いと思います。
まずは「生き抜くこと」そのために必要な努力はすべて受け入れ実行する覚悟が必要です。

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